◆コンサルタントが知っておくべきビジネス用語⑰◆「データサイエンス」

◆コンサルタントが知っておくべきビジネス用語⑰◆

「データサイエンス」

今回のキーワードは「データサイエンス」です。

前回のメルマガではあえて古典のオペレーションズリサーチを題材にしました。
しかし、昨今ではむしろデータサイエンスという単語の方が一般的です。

データサイエンスとは、ビッグデータと呼ばれる膨大な情報を整理して
見える化することで事業の方向性を変えるような気付きを得ようというものです。
「データサイエンティスト」として過去に存在していなかった職業が
注目されるようになりました。

従来型の分析手法においては、統計学を使って検定や多変量解析を行い、
データの持つ意味をグラフなどで可視化して確認することがメインでした。
昨今では、AIのブームを追い風に、機械学習を用いた画像解析や言語分析も
この分野に入っています。

一般社団法人データサイエンティスト協会によれば、データサイエンティストに
求められる能力を3つに分類しています。

1.ビジネス力
ビジネス課題を整理し、解決する力

2.データサイエンス
情報処理、人工知能、統計学などの情報科学を理解し、使いこなす力

3.データエンジニアリング
データサイエンスを意味のある形として実装、運用できるようにする力

この3つ全ての能力を個人が併せ持つことは難しいですが、複数領域を
横断して理解する人材がチームにいることが重要だと言われています。

これまで接したことがない、統計なんて高校依頼だ、数式を見るだけで
嫌気がさす、、、という方が多いということは存じております。
しかし、一昔前と違って直感的に分かる本が増えているので、かなり
学びやすい環境になりました。著者もここ数か月で5冊ほど関連書籍を
読みましたが、知らないのは損だ、という感覚を得ています。

もちろん数字がすべてではありませんが、数字をどう見るか、という視点を
養うことができるようになると信じています。少しでも興味ある方が
いらっしゃいましたら、少し古くなった本ですが、入門書としては
お勧めですので、手に取ってみてはいかがでしょうか。

①統計学は最強の学問である
西内 啓 (著)

②明日からつかえるシンプル統計学
~身近な事例でするする身につく最低限の知識とコツ (現場の統計学)
柏木 吉基 (著)

コンサルタントのステップアップにチャンレンジしてみてください。

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執筆者紹介
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山本広高
(BFCA経営財務支援協会 取締役)

群馬大学工学部大学院卒業後渡米し、フロリダ国際大学にてMBA取得。
外資系コンサルティング会社にてERP導入などITコンサルティングに従事。
退職後、経営財務支援協会取締役、株式会社THINCESS代表取締役に就任。
大企業から中小零細企業まで規模、業種を問わず、事業計画策定や、
サービス開発のプロジェクトに携わっている。
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