ランチェスター法則とOR(オペレーションズ・リサーチ)

ランチェスターの法則を経営戦略に応用し、経営指導に役立てる、ランチェスター経営株式会社の代表者の竹田陽一先生に数年前から師事しています。

師の教えによると、ランチェスターの法則には、第一法則と第二法則の2つの法則があります。

第一法則(弱者の法則とも呼ばれます)
・攻撃力=兵力数×武器性能(質)
 接近戦や体当たり戦の法則とも言います

第二法則(強者の法則とも呼ばれます)
・攻撃力=兵力数^2×武器性能(質) → ^2は、2乗のこと
 間隔戦や確率戦の法則とも言います

ここでは、ランチェスター経営戦略の解説この程度にします。
フレデリック・ランチェスター先生は、OR(オペレーションズ・リサーチ)の数理モデルとしてこの法則を発表したと伺いました。

そこで今回は、OR(オペレーションズ・リサーチ)について解説します。最も私自身も深く理解しているわけではありませんので、分かる範囲の概説になることをお許しください。

OR(operations research)のオペレーションは作戦、リサーチは検証、という意味です。第二次世界大戦中にイギリスが軍事研究として使ったのが始まりのようです。
互いに干渉しあう複数の作戦が最適な方法で、効率的に実行可能かどうか、リサーチ、つまり検証する、そういう目的で使われ始めた科学的な手法です。様々な環境、次々に変化する状況において、 数学や統計学を用いた数理的なモデルに落とし込み、分析します。その上で、最適な戦略・戦術を導きます。

現代では戦争だけではなく、在庫管理・生産計画など企業経営の手法として、学術研究、需要予測など多方面においてオペレーションの検証にORは使われています。

構造科学研究所のHP(http://www.kke.co.jp/)によると、ORは次のようなシーンでも活用されているということです。

・電車乗り換えシステム(最短時間、乗り換え回数、一番安い金額での目的地への到着方法など)

・学校時間割作成(担当教師と、使用する施設とを組み合わせて矛盾なく決める)

・銀行の窓口の数(利用客に併せて、営業窓口の数を決める)

これらもコンピュータの飛躍的進歩により複雑で多くの変数がでてくるような問題が解けるようになってきたからです。ORの結果の方式だけでも経営に取り入れ、事業の成長を果たしたいものです。

M.M.Plan杉田利雄。

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